- 五十嵐 綾
自分探しの旅の終点。
注文していたキャリーバッグが届きまして。
一緒に色を選んでくれた娘もすっかりお気に入りで、来月の出張が楽しみです♪
そんなわけで、これまで使っていたキャリーバッグをリサイクルショップへ持っていくのに、ついでに衣類の整理もして不要品をまとめていましたところ。
夫:あれ?このオレンジのダッフルコート売っちゃうの?
私:うん。かれこれ13年も使ったわ~。あ、着る?(笑)
夫:着ないけど(笑)いや、よかったからさー。年甲斐もなくd(^-^)
私:それはどーも(*^^*)
それは27歳の秋。その年はコートを買おうと決めていたのですが、特に好きでもなかったオレンジがどうしようもなく気になって。
最初は勇気が要りましたが、意外と合わせやすくて、気に入って使っておりました。物もちがいい方です。
ですが、今年ぱっと目にしたとき、『あ、コイツはもう手放してもいいな』という、これまでにない気持ちになりまして。
『オレンジ』には『自分の中心を見る』という意味があり、いわゆる『自分探し』の色。
あの年、わけあって過労でぶっ倒れまして。はじめて『私は何のために働いてきたんだろう~(^_^;)』と考えることに。
それから2回の転職をして、公私ともに充実した中でもなんとなく『延々と種まきばかりしている』ような感覚がありました。地道にやっていることは認めてもらっていたけれど、何かそれで花が咲くような気はしなくて。
それが今年、ずーっと真っ黒だった畑から芽がいっぱい出てくるような。これまでやってきたことは全部必要だったんだなと思える新しい出会いや出来事、持っていたつながりに感謝することが多く。
たぶん、そんなこともあってオレンジのダッフルコートに違和感を感じたのかもしれません。でもまぁ、生きている限りはまた次の旅が始まるかもしれませんけど(笑)
クローゼットが少しスッキリしました。
